Photo Essay

2024.02.22のフォトエッセイ

先日、休憩がてらランドマークの展望台に行ってきた。
20階から69階に直接行けるわけじゃなくて、いったん3階に降りてからになるのだけれど、とにかくサクッと行けるし、ランドマーク市民なのでチケットも半額の500円ということで、軽い気晴らしにいいなと思った。
横浜の景色といえば皆みなとみらいのオーシャンビューのほうに注目すると思うけれど、自分は俄然こちらのエリアに見入ってしまって。
なぜならリアルな思い出が詰まった場所が沢山だから。
野毛の旧事務所もそうだし、元町、長者町、上大岡、吉田町、桜木町と、今まで住んできた家も一望できる。
ホームズのCMで川口春奈が、人は人生で平均4回しか引っ越ししないと言っていたけれど、自分は人生で16回、横浜市内だけでも10年で7回引っ越しているので、思い出が渋滞しすぎているのである。
しかし、そんな思い出も、地上約300mの場所から見下ろせば小さな点でしかなくて。こんな豆粒以下の点の場所で、そのまたさらに小さな脳みそで一喜一憂してたんだな……と、なんともいえない気持ちになる。
途中からツアー客と思われる、うるs……お元気な高齢者の方々がたくさん来て、雰囲気を台n……賑やかにしてくださったのだけれど、「あれが横浜スタジアム?」とかそんなレベルの会話をでかい声でしていて、徒歩で通勤中にイセザキモールの個性的なおばあさまに毎朝なぜか罵声を浴びせられてたこととか思い出してた俺とは着眼点が違いすぎて驚いたけれど、俺も神戸ポートタワーに行ったらきっと「あれが異人館?」レベルの発言をして現地人を興醒めさせる自信しかないので、お互い様である。
たまに高いところから普段過ごしてる世界を見ると、気持ちが楽になるの、あると思います。スカイガーデン、横浜市民にこそおすすめしたい。