Photo Essay

2025.10.22のフォトエッセイ

朝の由比ガ浜。
静かで、透き通っている。
七里ヶ浜でもなく材木座でも江ノ島でもなく、昔から由比ガ浜が好き。
鎌倉簡裁で期日があるときは、缶コーヒー片手に少し海を見て帰ることもあった。
だいたい一人で海を見るときっていうのは絶望しているときなんだけれど、冷たく輝く優しい海を見ていると、全部がさらさらに溶けて広がっていって、不思議とキラキラしたいい思い出になっているのだ。海のパワーすごい。
夏のにぎわっているギラギラな海よりも冬の冷たく静かな海の方が何倍も好きな自分としては、ここからがむしろハイシーズン。
角松敏生の「さよならなんて絶対言わない」という曲を思い出す。
「2月の海を 君は見たことがあるかい 冷たいけれど なんて美しいんだ」