Photo Essay

2024.08.23のフォトエッセイ

カメラは好きなのだけど、凝り性な自分は一眼を持とうものならもれなくレンズ沼に突っ込む予感しかしていないし、SNSも何もやっていないしスマホ極力触りたくないしiPhoneSEで十分で、新型のスマホで写真を撮ろうという発想もない。
そんな自分にとってはコンデジを持ち歩くのが最適解で、地元のガラガラな電器屋で展示品限りで買ったLUMIXのTZ95Dを愛用していたのだけれど、1/2.3型の小型センサーはとうとうiPhoneにすら負ける有様になっているようで、、。
最近は1型以上のセンサーの高級コンデジが軒並み販売を停止して価格高騰、倍以上の値段がついているなんてザラで。
RICOHのGR3xとかCanonのG7xマーク3とか、やっぱこのくらいのクオリティは欲しいよなーとか思いながらネットで色々調べていたところ、TZ95Dのことを「所詮フルオートのバ◯チョンカメラみたいなもんでこんなもの買ってもカメラの練習になどなりません」などと失礼なことを書いているコメントを見つけてしまい、「この野郎、豆粒センサーでもやれるとこまでやったるわ!しかもフルオートじゃねーわ!マニュアルで普通にやってるわ!TZ95最高だわ!1/2.3上等だわ!」と逆に自機への愛着が湧くという、あまのじゃくの自分らしい出来事があり(笑)
あと、ネットで作例とか見てたら、自分と同じコンデジでいい写真撮ってる人が沢山いて、安易に高性能なものに引きずられそうになった自分を恥ずかしく思った次第。
プロじゃないしインスタに載せるわけでもなく、せいぜい旅の記録を富士フイルムのサービスで紙のアルバムにしたり、このしがないフォトエッセイコーナーに載せたりするくらいだから、、やっぱり使い込んで愛着が湧いてるこの気持ちを一番大事にしたい。
昨晩、涼しかったのでベランダに出て月を撮ってみた。コンデジはとにかく光学ズームが良い。30倍でガッツリズームして連写。曇り空だったからこそ、雲のブラーな感じと月の明るさと表面のざらつきのコントラストがいい雰囲気を出せたと思う。
そよ風吹く夜のベランダでただ月と向き合う。気持ちよかったな。