久しぶりに鮭のホイル焼きを作った。なんか写真で撮るとパッとしないけど、具材のうまみが染み出した汁とバター醤油の香りが混ざり合って、幸せな気持ちになれるバッチバチの美味ちゃんだった。
世の中楽しいことはたくさんあるだろうけれど、自分は、品揃えの良いスーパーで買い物をしているときが一番幸せなのだと気づいた。
とにかく豊かなのだ。ベタ塗りの幸せじゃなくて、透明でキラキラしていて、輪郭があって、鮮やかなのだ。表現が難しいけれど、自分の感覚をそのまま言葉にしている。
自分を救うのは、高級食材を使ったSNS映えするオシャレ料理じゃなくて、ただ自分が幸せになるために作る温かい家庭料理(家庭じゃないけど笑)。
孤独じゃなくて、全てがある、豊かな時間なのだ。一人は賑やか。茨木のり子さんの言う通り、一人で寂しい人間は、二人でも何人でも寂しい。だだだだだっと堕落する。
家にはテレビを置いていないけれど、ネットを開けば、ベタ塗りの幸せが溢れている。そしてそれは常に不足感とセットで提供される。幸せ、可愛い、大好き、そう言いながら、足りない、足りない、もっと満たしてと心が叫んでいる。そんな病的で歪んだ世界。
こうも寒いと、仕事の疲れもあいまって、ベタ塗りの幸せでグチャグチャになってそのまま消えたくなってしまうけれど、それは違うんだ。不足感の幻影に足を取られるな。もう自分を傷つけるのはやめよう。
スーパーで豊かな気持ちになって、世界がキラキラ輝いて見えるあの感覚だ。あの感覚をずっと維持していきたい。
完全に抜けたと思っていたけれど、まだエゴと思考の沼に足を取られていた。恐るべしエゴちゃん。
自分の場合は、やはり自炊が鍵を握っている。
自由な自営業だからこそ、規則正しく、仕事をきっちりやって、ごはんを作って食べて、ちゃんと寝る。
あと市民プールで水泳を始めることにした。
もともと泳ぐのは得意だったので、無心で泳ぎたいと思う。
もうベタ塗りの幻想はこりごりだ。
こんな不足感を撒き散らす世界、分離、他人、全て消えてしまえ。
世界=自分。
ワンネス意識でただ今この瞬間を生きる。