横浜の風景

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2021年5月4日

Terra

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ホームページのリニューアルに合わせて、ブログを再開することにした。

以前のブログは、全く法律用語が出てこない、弁護士らしからぬフォトエッセイのようなテイストで、なかなかに好評だったので、今後も同じ感じで、好きなことを好きなように書いていきたいと思う。

依頼者の方はもちろん、これから相談を検討している方や、同業の方々に読んでもらうことが多かったのだが、なんと紛争の相手方ご本人から「ブログ読みました。先生の人柄が好きだから解決案に応じようと思います」と言われたこともあり、何があるか本当にわからないなあと。

立場上敵にはなるけれども、こちらが自分という人間を出していくことで、得体の知れない不気味な「弁護士」という存在への警戒心が和らいだのだろうなと思い、そういうつながりが持てることに喜びを感じた。

小難しい議論や細かい検討はもちろんあるけれど、基本は人と人との争いやすれ違いであって、それは全部この宇宙で、地球で起きていること。

僕はラテン語で地球や大地を意味するTerraという言葉が好きで、この言葉は広がりのある力強さと包容力を感じさせる。そういうエネルギーの中で、目の前の紛争当事者の命を感じたい。

占星術にも関心がある。たとえば自分は水瓶座超ど真ん中みたいな性格をしているので、人の性格や心について、宇宙や星の影響というのは絶対にあると思っている。

正確な占星術は太陽星座にとどまらない多角的な分析をするもので、12分類の単純な話ではなく、深遠な趣を感じるものだ。それでも、太陽星座の分類だけでもかなり奥が深い。

占星術の話になると、人間を12種類に分類できるわけがないという意見がよく出てくるけれど、人間って、そんなこと言いつつ、目の前の人が自分と同じ価値観を持っているべきだとか考えていたりするから面白いよなあと。

コロナ禍で特に顕著になった、それぞれのべき論や価値観の押し付け。12種類の分類よりもそっちの方がよっぽど乱暴じゃないかと思ったりする。

べき論だらけの書類に囲まれている毎日で、大地や宇宙と向き合う機会をもらえるのが、息子との時間。月や花や草に関心を持っていて、会うたびに月の満ち欠けを確認したり、草や花を集めたりしている。

息子が集めた花や草を、インテリアとして飾ることにした。それだけだと少しつまらないので、岩波のアランの幸福論を添えた。色褪せてますます美しくなる薔薇や椿を見ていると、幸せについてしみじみと考えさせられる。

もちろん、社会で生きていくうえで、そしてこの弁護士という仕事をやるうえでは、べき論も大切だが、それに拘泥しないために、「Terra」的な意識はこれからも持ち続けていきたい。


saitoyuta
弁護士

横浜・桜木町を拠点に活動する弁護士。弁護士8年目。5年3か月の勤務弁護士時代を経て独立開業。精通分野は交通事故(被害者側)。水瓶座O型。

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