横浜の風景

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2020年2月23日

雇用創出

アイキャッチ画像 雑感

確定申告のために色々と書類を整理するついでに、ペンケースにしまったままになっていた万年筆の手入れを一斉に行った。ぬるま湯につけて乾かして、インクの流れもとても良くなった。

とはいえ、去年の夏、パイロットのカスタム743という素晴らしい万能の万年筆を手に入れてしまったから、他のペンを使おうにも、意識的に使ってあげないと活躍の場面がない。

ということで、雇用を創出することにした。ペンの個性に応じて、これは電話メモ用、これはアイディア出し用、これは裁判期日でのメモ用というように。どれもご機嫌に仕事してくれている。やっぱり万年筆はインクを日常的に流してあげることが大事だから、たった一つの仕事だとしても個別指名で割り当ててあげたほうがいい。なんかリカードの比較優位原則みたいだな。

突然だが、最近、悩むことがなくなった。ついこの間まで、悩みといえば齋藤、齋藤といえば悩みというくらい、思春期から今に至るまで悩まない日なんてないというくらい悩みまくっていたのだけれど、突然に悩みがなくなったことを実感した。

朝のヨガやランニングも関係しているかもしれないけれど、一番大きいのは、とあるとても悩ましい事案について、どうしようどうしようと思っていたところ、Numbers(アップルのエクセルみたいなもの)を使ってとりあえず表にして整理してみようと思ってまとめてみたら、やるべきことが明確化して一瞬で気持ちがスッキリしたことだと思う。

事案の整理が大事だなんて、そんなの当たり前のことじゃないかと思うかもしれない。でもこれが意外に本当の意味ではできていなかったことに気づかされた。

事案検討と称して手書きで色々とメモを書いたりすることは今までも多かった。けれど単なる羅列のメモは良くも悪くも感情が出る。不安なものが大きく出たりする。そういうムラを無くして、私情や不安を交えずにとにかく淡々と表で「見える化」することで、いろんな記憶や想像や不安がごちゃ混ぜになっていた「悩み」が単純に「解決すべき問題」でしかないことに気づかされたのだ。

これは仕事に限らずプライベートの悩みなども同様で、悩みはとりとめもなくノートに書き出すといいというのをずっと信じてやってきたけれど、なんのことはない、感情がそのまま出るから不安が増幅するだけのことだ。もちろんそれはパソコンでだらだらと書き綴っても同じ。のべつ幕なしの落書きの分量が手書きより圧倒的に増えるだけのことだ。

だから、そういう悩みすら、これもNumbersで表にしてみる。まったくもって客観的に、冷静に。そのうえで必要に応じて私情も交えつつ方策を考える。そうすると悩みはなくなる。ただの解決すべき問題になる。

加えて言うと、Numbersのスタイリッシュさも思考がクリアになる一因かなと思っている。自分はほとんどiPadで仕事をしているので、なおのこと。自分にとってシームレスな環境を作ることは大切だなと改めて実感した。

そんなこんなで、万年筆もデジタルデバイスも、適材適所の雇用を創出して、自分なりに使いこなしていきたいなと思う。


saitoyuta
弁護士

横浜・桜木町を拠点に活動する弁護士。5年3か月の勤務弁護士時代を経て独立開業。一児の父。精通分野は交通事故(被害者側)。

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