横浜の風景

ブログ

2019年9月16日

自分軸で生きる

アイキャッチ画像 ライフスタイル

先日、ホームページの写真を差し替えた。

「若返って見える」というのがいただいた感想の大半。うれしはずかし。

ちなみにこの写真は、ついバンド時代の癖が出てスカした表情になってしまいボツになったもの。笑

都橋から変わりゆく桜木町を臨む構図で、個人的には結構気に入っているので、ここに載せてみる。

話を戻すけれど、「若く見える」というのはまさに狙っていたので嬉しい感想。今までのヒゲの写真は、ちょっと今の自分とは(見た目だけじゃなくて中身的にも)違うなと、そう思って写真の撮り直しをお願いした次第なので。

法人に所属していた時は、「組織の若い駒」みたいに思われたくなくて、とにかく自信や貫禄をつけたいと思っていた。今思うと可愛いなって感じだけれど、元町の高い美容院で髪を整え、毎日時間をかけてヒゲの手入れをして、消耗品なのにスーツやネクタイに金をかけ、体が傾くくらい重いダレスバッグを持って、つま先が痛くなりながらクロケットジョーンズのタッセルローファーで裁判所に行っていた。

そうやって自分を着飾って、なめられないようにしたいって思っていたのだと思う。そんな自分を否定するのではなくて、そういうふうに虚勢を張っていたからこそ必死に成長しようとできたのだと思うから、当時の自分を肯定してあげたい。

今はといえば、ヒゲは剃り、髪は床屋でバリカンを当ててもらい、スーツは必要のあるときしか着ないし、クールビズは上下ユニクロ。普段はTシャツジーパンにチャンピオンのリュックサック、ナイキのスニーカーで出勤。学生さんですかって感じのいでたちだ。いや、むしろ学生の頃より学生らしい格好をしているかもしれない。笑

独立してから、自分の頑張りは全部わかりやすい形で出るし、組織にいたときみたいに、自分の頑張りをアピールする必要もない。収入は水ものだけれど、自分の報酬は神様が決めるものだと思っているから、淡々と誠実に仕事をこなしていくのみ。惰性や不摂生は体調に出て、仕事のパフォーマンスに直結する。

自信や貫禄をつけたい、なめられたくないというのは、他人軸で生きていた証拠だ。人から評価されれば自信がつくものだと思っていた。

でも違う。自信なんて一生つくことはない。自信がついたと思っていたとしたらそれは慢心だ。自信があろうがなかろうが、自分が何をして何を残せたかが全てだ。

経験年数(だけ)を重ねて、見た目の貫禄で信頼を得ることは不幸なことだ。今はまだ現に若手だけれど、一生、「若いけど大丈夫?」と思われるくらいフレッシュでいたい(そして、そういうことを言う人たちの予想を裏切っていきたい)。

自分軸で生きることは、自己中になることではない。この仕事は依頼者の方の気持ちを理解し、クールヘッドとウォームハートで適切な法的主張をしていく仕事だ。

自分がしっかりと自分を持って、常に堂々としなやかに、過敏に反応せずに生きていくことは、むしろ他人に対して先入観や虚栄心を交えずに誠実に向き合うことを可能にするのではないか。そう思っている。

今、ボズ・スキャッグスの「Silk Degrees」を聴きながら記事を書いているけれど、R&B色の強い作品を出すもヒットに恵まれなかったボズがこのアルバムでAORの先駆けともなる都会的なサウンドに一気に舵を切って大ヒットしたのが、今の自分と同い年の時のこと。遅いとか早いとか、何かを言いたいわけでもなく、ただそういった事実そのものが、心の支えになっている。


saitoyuta
弁護士

横浜・桜木町を拠点に活動する弁護士。5年3か月の勤務弁護士時代を経て独立開業。一児の父。精通分野は交通事故(被害者側)。

私が大切にしていること