横浜の風景

ブログ

2020年3月8日

瞑走

アイキャッチ画像 ライフスタイル

今年に入って再開したランニング。

朝事務所で着替えて、20分くらいヨガをして体を温めてから、大岡川沿いを20分くらい軽く走る。

1km5分前後のゆるいペースなので、ランニングなんて言うのもおこがましいかもしれない。なんなら別にジョギングでもいい。誰と比べるわけでも、誰に見せるわけでもない。向き合うのは自分だけで、敵は怠惰な自分だけだ。

以前ハーフマラソンに出たりしてそれなりにランニングしていた頃は、スポーツをしているという意識が強かった。みなとみらい〜山下公園にかけての一番おいしいスポットで他のランナーや人目を意識しながら走っていた。

今はほとんど人のいない朝の川沿いを自分のペースで静かに走る。運動というよりも瞑想。

手がかじかむような凛とした朝に、冷たい風が鼻腔を突き抜けて少しむずがゆくて、そんな時に、「これは瞑想だ」と思いながら、遠くの一点を静かに見て、マントラを心の中で唱えながらただ黙々と走る。

これが不思議と心地良くて、2、3kmも走っているとだんだん良い感じに心が整ってくる。

あくまで仕事前の精神統一の場なので、疲れすぎもNG。以前は朝10km走って、タイムももっと縮めないと、速くならないと、って思いながら自分を追い込んでいた。本当のアスリートには失礼なほどヘナチョコだけど、自分の中では立派なスポーツだった。

今はスポーツとは思っていないので、最速も目指していないし、大会に出るつもりもない。ただ自分自身が世界とひとつになって、しなやかで強い精神力を手に入れるための静かで優しい時間。

20分くらいしか走らないので音楽は聴かないことにしていたけれど、最近友達に教えてもらったノルウェーの若い女性シンガーソングライター、AURORAの神秘的で力強いボーカルとスピリチュアルなサウンドにハマってしまって、ここのところBGMにしている。

アスファルトの上で、建物に囲まれて、車を横目に走っていても、自分は確かにこの地球に生まれ落ちた動物なのだ。AURORAを聴きながら走るとそんな気持ちで軽くトリップできる。

大岡川にきらめく朝陽の光の粒を、この目で、この体で受け止めながら。


saitoyuta
弁護士

横浜・桜木町を拠点に活動する弁護士。5年3か月の勤務弁護士時代を経て独立開業。一児の父。精通分野は交通事故(被害者側)。

私が大切にしていること