横浜の風景

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2019年11月17日

焼き魚とブルース

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最近、自分の生き方というのがだいぶ確立してきたように思う。今まで迷走しながら色々なことを試して考えて、開業してからなんて特に振れ幅が大きくて。不安が大きかったのだろう、自己啓発本やハウツー本とかも何十冊読んだかわからないくらい読んだ。

今、ようやく雑念や不安がほとんど消えて、「ただ、やるだけでしょ」「頑張るだけでしょ」と思えるような状態になっている。

瞑想ももうしていない。瞑想するには経験が少なすぎる。まだまだ動いて動いて、失敗して反省して、そういうことが必要な時期だ。あれこれ考えている暇があったら、余計なこと考えずに仕事も家事もしっかりやって、「ああ今日も疲れたな、人のためになれたかな」と思いながら、妻の作る美味い飯を食ってそのまま倒れるように寝たい。無心で働いていることこそが自分にとっての瞑想だ。

思考回路がすっきりしてきたのだと思う。小難しいことを考えない。でも、小難しいことを考えずにただ人に誠実に接することがどれだけ難しいことかというのも痛感している。

そんな自分にとって、最近やたら染みるのがブルースだ。

お決まりの曲調、お決まりの歌詞、シンプルすぎる展開。でもどこまでも人間臭くて個性が表れる音楽。もちろんギターやバンドを本気でやっていた時は、ブルースの勉強はしたし、練習もした。でもそれはルーツだからやったというだけで、正直、退屈な音楽だと思っていた。

それが今では、音の一つ一つが体中に染み渡っていく感じがするから不思議だ。

最近焼き魚が好きなのだがそれと同じ現象だろうか。いやそれはただ年取っただけか。笑

これは心の問題な気がしている。

アコギを持つと、今まではソロギターの綺麗な曲とか、こじゃれたポップスや、ヴィジュアル系をやっていたころの名残で耽美的なコード進行をつい弾いたりしていたのだけれど、今はちょっと泥臭いシンプルなブルースリックを弾きたくなる。

隙間だらけでいい。その隙間に癒しと魂がある。誰のためでもない。自分のためだけの時間だ。

今はまだ子どもが小さいのでエレキは倉庫から出せないけれど、もう少し大きくなったらエレキも再開して、ほそぼそしっとりとバンドでもやりたいなと思ったりしている。

もう指もどうせ昔みたいに速く動かないし、音にこだわって、味のある(ということにしてうまいことごまかせるような笑)ギターを弾きたいなと思ったりしている。


saitoyuta
弁護士

横浜・桜木町を拠点に活動する弁護士。5年3か月の勤務弁護士時代を経て独立開業。一児の父。精通分野は交通事故(被害者側)。

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