横浜の風景

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2022年3月7日

流行りも良いっぽいな

アイキャッチ画像 好きなもの, 演奏動画

最近流行りの「神っぽいな」という曲にハマって、ぽいじゃんぽいじゃん♪ってふんふんしていたら、友人から「ボカロ聴くの意外」と言われたのだが、全然聴くし全然好きです。

確かにボカロが出始めたのは、弁護士になるつもりなど1ミリもなく、髪伸ばして化粧して目黒鹿鳴館とかのステージでギターを弾いていた頃だったので、「生歌生音こそ音楽やろ!」みたいな感じで意固地になって聴かずにいたときもあったのだが、数年後、当時好きだった別のバンドのボーカルの女の子が、ボカロ好きだといって色々歌って聴かせてくれるようになり、あっけなくその頑固な信念は瓦解したのである(実に俺らしい笑)。

ボカロ曲の魅力は圧倒的な自由奔放さにあると自分は思う。中毒性の高いハッとするアプローチの曲が多い。そしていろんな歌い手によってカバーされることでどんどん曲の可能性が広がっていく。

ちなみに「神っぽいな」は、今の世の中の薄っぺらさを強烈に皮肉っている曲で、よくこんな曲思いつくよなぁ〜と感心してしまうし、そういう曲が多いのだが、ボカロにはもちろんキャッチーでいかにもバンドっぽい曲もある。

例えば「夜もすがら君想ふ」という曲なんかは、爽やかで気持ちよくて弾き語りにもピッタリなので、休日、仕事の合間にギターをとってちょろっと歌ってみた。
キャッチーで初めて聴いても気に入っていただけると思うのでお時間ある方は是非。

この曲はりぶさんという歌い手のカバーが完璧!という感じで、その「あー、この歌い方、この曲にバッチリ完璧だわ」という感覚は聴く人によってそれぞれだと思うので、それがまた楽しい。

例えば「ゴーストルール」は96猫さんの歌い方以外考えられないし、「KING」だったら葛葉さん、「神っぽいな」ならローレン・イロアスさんの歌がすごくしっくりくる。

このピッタリな歌い手を見つけたときのすごーくしっくりくる感じ、なんか覚えがあるなあと思っていたら、クラシック音楽を聴いてるときのそれだと。

「こうもり」とか「魔弾の射手」はカルロス・クライバー指揮のものを聴いてしまうと、あまりにも音がクライバーの解釈通りに共鳴して生き生きと踊り出すものだから、それがオリジナルだと思ってしまうし、「新世界より」の精神性、民族音楽の神聖さ、泥臭さなんかはイシュトバン・ケルテスとウィーンフィルの演奏に完璧に詰まっている。

ポピュラー音楽ではこういういろんな表現を聴く楽しみがなくなってしまっていた(あくまでオリジナルとカバーという色彩が明確になってしまう)から、その楽しさを広めたボカロの功績は大きいと思う。

自分はボカロもクラシックも詳しい人に比べたらミジンコのようなものだし、一生初心者レベルで好きに楽しんでいこうと思っているけれど、何百年経ってもどんどん新しいものが生まれる音楽って本当にすごいな、人類の財産だな、とつくづく思う。

King Gnuみたいに正統派の音楽の圧倒的素養がありながらアバンギャルドかつプログレで骨太なバンドが出てきたり、本当に次々すごい人が出てくる。

活躍している人たちはどんどん年下が増えていくけれど、「やっぱ90年代最高だよねー」って懐かしさに浸ることなく(たまには良いけど笑)、新しい世界を日々取り入れていきたいなと思っている。


saitoyuta
弁護士

横浜・桜木町を拠点に活動する弁護士。弁護士9年目。5年3か月の勤務弁護士時代を経て独立開業。精通分野は交通事故(被害者側)。水瓶座O型。

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