横浜の風景

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2020年7月23日

ベイサイドブルー

アイキャッチ画像 雑感

横浜市営バスが満を持して送り出した新型の連節バス、「BAYSIDE BLUE」が今日から運行開始だったので、バス大好きな息子を連れて早速乗ってきた。

バスは横浜駅から山下埠頭(山下公園)までのゴールデンコースを走る。最近できたパシフィコノースや、ハンマーヘッドにも止まる(上りと下りでコースが違うみたいだけれど)。

何よりもこの車体の美しさ。コロナの影響で運行開始が遅れ、よく試運転しているところを見ていたけれど、間近で見るとその美しさがよくわかる。

山下埠頭の始発バスが10 時45分だったので、ブルーの服を着て気合いを入れて(笑)、15分くらい前に着くように山下公園に向かったところ、すでにうちの息子みたいにバス大好きなキッズがたくさん。

横浜駅からやってきたバスの折り返しだったから、本当の意味での最初の運行便ではなかったけれど、やはり始発を待つだけあって生粋のバス好きたちが集まっていて、ベイサイドブルーがやってきたときは歓声が上がり、乗っている時も、反対行きのベイサイドブルーとすれ違って車内は大歓声、大騒ぎ。お互いに手を振りあって、会場内の熱気は最高潮に(笑)。

こんなにバス好きばかりが乗っている路線バスに乗ったことがなかったので、ディズニーランドにでも来たかのような錯覚に陥った。

運転手さんも、まさに満を持して、という感じで、絵に描いたような爽やかな熟練の運転手さん。きっとエースなんだろうな(エースとかあるのか知らないけど)。

パシフィコ内でUターンする場所では、後ろの車両から運転席が見えるという連節バスの特性を生かして運転手さんが窓から手を出して振ってくれるというパフォーマンスまで。

息子は終始バーを握って大興奮。家に帰ってもずっとベイサイドブルー楽しかったと言っていて、本当に良かったなと思った。

実は自分は小中高と幕張に住んでいた関係で、10 代の頃は幕張本郷〜海浜幕張間の連節バスに毎日のように乗っていた。なので連節バス自体に驚きはないのだけれど、息子と一緒に感動を共有できたことが嬉しかった。

小さい頃は自分もバスや電車が大好きだったのだけれど、大人になるにつれて、単なる移動のツールという意識になってしまって、乗り換え方法とか考えるのは楽しかったりするけれど、運転手さんに目を向けたりとか、そういうことは全くなくなってしまっていた。

それが、息子と毎日狂ったようにバスを見て、毎日狂ったようにバスの絵本を読み続けて(大好きな本が3冊あってそれは寝る前に全部読まないと寝てくれない)、運転手さんによく目を向けるようになった。

宅配トラックやゴミ収集車などもよく見ていて、この人たちが頑張って働いてくれているおかげなんだよなあとか色々と考えるけれど、とりわけバスは息子の中で別格なこともあって、運転手さんのことをよく考える。

毎日変わる道路状況で、沢山の人を乗せて命を預かってこんな大きな車を運転するなんて本当にすごいなと思うし、こんなコロナ禍でうんざりな状況でも、交差点で毎日バスを待ち構えている息子にマスク越しでもわかる笑顔で手を振ってくれる運転手さんを見ていると、ジーンとしてくる。

そして、父親として思うこと。運転手さんはこうやって大変な仕事をして、家族を支えているんだよなと。うちの子みたいに小さい子かもしれないし、年頃の娘さんかもしれない。

頭が上がらない。

自分はどれだけ社会に、家族に貢献できているかな。

町の弁護士という仕事が天職だからか、あんまり仕事している気がしないのだけれど、バスの運転手さんもそうなのかな。運転が好き!みたいな。そうだったらいいなと思う。

それくらい、やっぱり、すごい仕事だ。自分には絶対にできない。

「連節バス、また乗りたいね」

いつものバス絵本3冊を読み終わったパパに、息子が言う。

「そうだね、また乗ろうね。おやすみなさい。」


saitoyuta
弁護士

横浜・桜木町を拠点に活動する弁護士。5年3か月の勤務弁護士時代を経て独立開業。一児の父。精通分野は交通事故(被害者側)。

私が大切にしていること