横浜の風景

ブログ

2020年9月26日

あるがままに

アイキャッチ画像 情景

4連休に長野の高原に行ってきた。うんざりするような暑さからの逃避のつもりが、わりと横浜も涼しくなっていたので、そこまで避暑のありがたみを感じることはなかったけれど、十二分にリフレッシュになった。

スマホ別居は相変わらず続いている。もうかれこれ半年間、家にスマホを持って帰っていない。旅行にも持っていかなかった。仕事用の携帯とiPadは持っていったけれど、Wi-Fiがつながらず、結局行き帰りのあずさでしか仕事ができなかった。

ゆったりとした時間と自然の中で、自分は心に嘘をつけない。あるがままの自分がそこにいるだけだ。あるがままの思いが浮かんでくるだけだ。

日々の生活では、無数の情報と容赦なく渦巻く人々の情念の応酬の中で、自分が生きている動物だということを忘れてしまいそうになる。

自分は弁護士である前に、父である前に、人間であり、動物だ。呼吸をして、食事をして、動き回って、寝て、生きている。

息子と2人で森の中を散歩をしている時に、無性に木に抱きつきたくなった。

涼しいを通り越して肌寒いくらいのひんやりした空気の中で、鳥のさえずりとそよ風に葉が擦れる音しか聴こえない森の中で、木に抱きついて耳を幹に近づけながら、心臓の鼓動を感じた。

大地から天に向かって伸びていく力強い木と一つになる。

大切な人、大切な時間、大切なもの。大切な感性。過去、今、未来。色々なことが頭を駆け巡った。

愛しかない。そう感じた。

休み明け、横浜でのいつもの日常に戻って、思った。自分の仕事も、結局は、愛しかないのだ。

小難しい用語が飛び交う世界だけれど、簡単に割り切れない感情の絡む話だけれど、実は地味で煩雑な事務作業の多い仕事だけれど、結局愛しかないのだ。

よくわからない不安が蔓延する世の中だけれど、愛だけしか、信じられるものはないのだ。

金なんて名誉なんて。見せかけの交わりなんて。プライドなんて。

心からの愛がなければ、何の意味もないんだ。

あれ、愛がなければ全ては無に等しいなんて、教会の聖書朗読で何度も読んできたはずなのに、教会にもろくに行ってない今ようやく気づくとか皮肉だな、笑。


saitoyuta
弁護士

横浜・桜木町を拠点に活動する弁護士。5年3か月の勤務弁護士時代を経て独立開業。一児の父。精通分野は交通事故(被害者側)。

私が大切にしていること